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□夢
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嫌ナ夢ヲ見タ
大好キナアナタ二『彼女』ガ出来タ夢ヲ──────
その日のアナタはハイテンションで
とても嬉しそうだった
何があったんだろうと思ってた時
アタシの目の前に女の人が現れた
サラサラセミロングでスラッとした綺麗な人
誰だろう───────
そう考えていた時その女の人は
アタシノ大好キナ人ノ名前ヲ呼ンダ─────────
するとアナタは顔を赤らめてその女の人に歩み寄った
そして─────
大好きなアナタは満面の笑みを浮かべて言った
───『これ俺の彼女だから』───
皆がざわめく中アタシは一人言葉を失った
嫌ダ
信ジタク無イヨ
これは…絶対二夢ダ
必死でそう自分にいい聞かせていた
女の人はそんなアタシを見て
大好きなアナタと腕組みしてアタシだけに向かって微笑んだ
その瞬間に
アタシの頬に涙がつたった──────
気付いた時には走り出してて
人で空を眺めていた
その間も涙が止まることは無かった
いつの間にか布団の中にいて
──『夢ダッタ』──
って
現実じゃなくて良かったと
心から思った
そしてあの女の人の居た居場所が
いつか自分の居場所になることを
祈った
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