リク
□Happy birthday Akaya!
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今日は俺の誕生日!
立海レギュラーは掟ってわけじゃないけど誕生日が来ると皆で祝うのが恒例になっている。
俺はどんな風に祝ってもらえるのか楽しみだ!
「ちーっす!」
「おはよう。珍しいね、赤也が朝練に遅刻しないだなんて」
「顔もなんだか嬉しそうじゃの。何かあったんか?」
忘れてるフリして俺を驚かす気だな!よし、俺ものっとこう。
「べっつに?いつも通りッスよ?」
「怪しー。ま、いーや。練習行こうぜ、ジャッカル」
「あぁ」
ふぅーっ。
どうだ!俺の迫真の演技は!
この調子で行こう!
そう考えていて思わずにやけると、幸村部長にあからさまな目で見られた。
授業が終わって放課後になった。
「やっと部活じゃ」
「…仁王くんは授業中ずっと寝てたんじゃないですか」
「いや、コイツそれどころか教室に居なかったぜぃ?」
「ばらすんじゃなか!」
「仁王くん…」
いつもと変わらぬ部活風景。
…まさかホントに忘れてるとか?
って、そこまで薄情じゃないよな。先輩達。
「お前等!早くしろ、始めるぞ!」
「はーいっ」
真田副部長が来て慌てて練習に行く。
きっと帰り。
そう考えながら。
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