詩
□運命
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<終わりの場所で>
闇に捕まった 僕の目の前に 光が広がり始めた
迷いながらも 優しさに手を伸ばした
この時間が止まればいいと
夢みたいなことを思いながら
瞳閉じて 今想うもの
自分が守ろうとしたモノの
あの人の心は救えたのだろうかと
夢は非情にも崩れてく
終わりを告げた 空想の旅
夢物語たち
裏切りと呼ばれる 悲しい決断
たとえ命を失っても
世界を滅ぼすこととなっても
『それでももう一度 歩き出せたなら』
そんな希望…ガラス玉のように
儚く壊れていった
過去の自分が今の僕を見たら……
弱いと思うだろうか
海の底に僕は眠ろう
たとえ全てを失っても 何かが生まれると信じて