Short Novel

□気にかかる
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「腹減った〜…」

学校からの帰り道。

小腹が空いた乱馬は、買い食いをしようとスーパーへ寄った。


「毎度あり〜」

つまみのピーナッツを買うと、スーパーを出てすぐに袋を開ける。

ピンッと上へ飛ばしては、口で上手くキャッチして食べる。

それを繰り返しながら、また歩き出した。


「ん?」

すると、商店街の先に風林館高校の制服を着た長い髪の少女と、それを囲む2人の少年達が見えた。


少女はあかねだ。

2人の少年は見たことがなかったが、制服が違うので他校の生徒のようだ。

どうやらナンパをされているらしい。



「君、可愛いね。
俺達とお茶でもしない?」

「その制服、風林館高校だよね。
毎日ここ通ってるの?」


少年達は、気安い感じであかねに声をかける。

黙ってスタスタと歩いていたあかねだったが、1人が彼女の肩にポンッと手を置いた。



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