アオイトリ

□アオイトリX〜桜、六花
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……まだ明るいのに。
て、いうか、明るくなったばかりなのに。

なにヤってんですかね、私達は。

「…っはぁ、んっ…ぁ、あ、っあ、ぁあ、んっ」

寝起きを襲われて、抗う間もなく身を穿たれ揺すられ、息を求めて開いた口から止まることのない甘い声が漏れる。

うつ伏せになった私の上で動く理事長の、荒い吐息が耳にかかって、ゾクゾクした。

「ん、ン、…ん、」

私の躰で彼が興奮していることに私も興奮して、中がまた熱くなって蠢いて彼を締め付け、また彼が興奮する。
強く内側を掻き混ぜられる感覚に理性とか躊躇いなんて既にどこかへいってしまった。


もっと。
もっと気持ち良くなりたいの、
もっと、もっと、もっと…、


動物だ。
人間は動物だと何よりもこの瞬間確信する。

「あ、ぁん、、あんっ、あー…、っああぁ、ぁあッ…」

クシャクシャになったシーツを更に乱れさせて行為に溺れる。

「はあっ、あっあんっ、ん、んー…?」

イきそうになる手前で動きを止められ、戸惑って肩越しに振り向くと、ジッと私の嬌態を見ている瞳とぶつかる。

快楽に歪んで溶けた顔をしている私を、見ている。

かあ、と頭に血を上らせた私が顔を伏せるより早く、彼は繋がったままの身体をひっくり返し、両足を高く抱え上げ、折り曲げるように乗し掛ってきた。

「っハァ、ぁやだ…、いゃ…ぁうンっ、あっ、ぁ…あぁっ」

羞恥に全身を赤く染めた私がイヤイヤと首を振る様子を楽しそうに見つめ、唇を寄せてくる。

キスを受けるために目を閉じて、
触れる寸前、ピリリ、とサイドテーブルに置かれていた理事長の携帯電話が鳴った。

「んぅ…、…ふ…、」

味わうように舌で口腔を舐め回され、溢れた唾液をすすられる。

電話は鳴り続け、一度切れ、また鳴り始め。

「理事長…、暁臣くん、でんわ…っ」

ペシペシ肩を叩いて出ろと促すと、渋々テーブルで鳴り続けている携帯に手を伸ばして取って。


っていうか抜け!
抜けばかぁ!!


彼の僅かな身じろぎに中が擦れてあえぎが漏れる。

何でそう変態なの…!



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