ゾロ×
□乱舞
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【乱舞−剣豪−】
三本の刀が光り
素早く軽やかに風を斬る
ふわりと高く跳ねては
振り返りざまに斬りつける
返り血と汗が飛び
濡れた肌と眩しく光る
まるで自身も刀のような
無心の鋭い眼差しで
一人に囚われず
流れるように薙ぎ払う
それはまるで舞のよう
『…終わったな』
『…なんだ』
『…ヤろうぜ』
『…血に酔ったか』
『さあな』
確かに酔った
血か、てめェにか
戦いの余韻が冷めず
身体が熱を求めて疼く
首に腕を絡めて引けば
鋭い眼差しに
妖しい光が灯り出す
その刀みたいなてめェ自身で
触って、揺らして
舞のように鮮やかに俺を
…斬ってみろよ。
end