ゾロ×
□秘密(★)
2ページ/10ページ
中に入り、昼間もそうしろ!と文句をつけに扉をカチリと開けた瞬間。
ガタンッ!
ゾロが大きな音を立て、椅子から立ち上がった。
扉はほんの少し開いたが、ナミはびっくりして、入るタイミングを逃した。
ゾロはそのままずかずかサンジの横まで行くと、ガッと胸ぐらを掴み、手首を返しグイッと少し持ち上げた。
あっ殴られるッ!
ナミは思わずヒャッと肩をすくめた。
…だが、二人はそのまま動かない。
ゾロは、薄く笑っていた。
サンジも挑発するような笑みを浮かべている。
サンジはシャツを上に持ち上げられているため、顎を気持ち突きだし見下ろすようにゾロを睨み付けている。
その瞳は妖しく光り。
ゾロがゆっくり下から上に舐めるように見つめ、掴んだシャツからネクタイだけを掴み直した。
サンジは薄く口を開け、またも挑発するように口の端をチロと舐めた。
えっ…?
何この雰囲気?!
まるで…
その時、ゾロが掴んだネクタイを手前にグイッと引き寄せ。
二人はぶつかるように、キスをした。