ゾロ×
□秘密(★)
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ッッキャ――ッ!
叫びそうになる口を必死に押さえ、ナミは目を見開いた。
驚きと衝撃に頭が真っ白になり、氷ったように動けない。
まさか、ゾロとサンジ君がそういう仲なの?!!
男同士で?!!!
ナミは衝撃に動けないまま、立ち尽くした。
………。
…なんて、激しいキス…。
いつの間にか、ナミは見入ってしまっていた。
息をつく間にサンジの舌に絡まるゾロの舌が、見え隠れした。
ゾロの手がサンジの後ろ髪を捕らえ、さらに引き寄せる。
『んん…ッ』
ッ!見ちゃいけない!
はっと我にかえったナミは一歩後退りした。
…でも…どうしよう…
あの二人から目が離せない…。
二人の放つ熱に、ナミはあっと言う間に呑み込まれていた。
『…ん…ふ…ッ…』
サンジの普段の時とはまるで違う、甘く艶を含んだ声がナミの耳をじんとさせる。
『…口、もっと開けな。』
ゾロが熱っぽく低く囁き、ナミはゾクリと身を震わせた。