宝物弐
□「エール♀小説」
1ページ/2ページ
「さみぃな…」
息を吐くと白かった。
俺は早く家に帰って暖かいコーヒーでも飲みたかった。
「エース!!」
「ルフィ??」
何と家の前に幼なじみで俺が恋してる女の子がいたのだ。
ルフィはコートを着てマフラーを巻いているが寒そうだ。
俺は家の中に入れと促すとルフィはそれに応じた。
「で、どうしたんだ??」
俺は温かいカフェオレをルフィに渡し、聞いた。
「ん??」
「何か用があったのか?」
「別にぃ」
「別にって…」
「エースに会いたかった」
「へ??」
「そんだけ」
そんだけって…お前。
俺に会いたかっただけであんな寒いなか待ってたのかよ。かわいい…!!
「寒かったろ?」
「エースがカフェオレいれてくれると思ったから大丈夫だったぞ」
「カフェオレ目当てか」
「シシシ」
ルフィが笑う。ドキッと心臓が高鳴った。…俺の理性よ保ってくれ。
ルフィの格好は冬なのに
下はミニスカートに黒タイツで
上はポンチョのような服を着ていた。似合っている。
ヤバイヤバイヤバイヤバイ。
ソファに座ってカフェオレを飲んでいるだけなのにかわいく見える。そりゃあ惚れているから美化されて見えるのかもしれないけどルフィは普通に美人だ。