絶対可憐チルドレン

□プール
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兵部は暑かったので夜、誰もいないプールで1人泳いでいた。


水泳も軍の頃訓練していたので泳げる。


「ぷはっ…」


クロールをして手をつく。


「はぁ」

息を整えると仰向けに浮かび、月を眺めた…。


水中に浮かびながら瞳を閉じ、波の音を聞いていた…。


すると人の気配を感じ取ったので瞳を開ける。


「お邪魔でしたか?」


「いや…」


気にせず兵部は再び瞳を閉じる…。


「何かあったか?」


「いえ、目を覚ましたら隣に少佐が居なかった物でして」


「寝苦しくてね、水を浴びてた」


兵部はプールから上がる。真木は用意していたバスローブを体へ巻き、タオルで髪を軽く拭き取った後頭にかけ、兵部を抱き締めた…。


「冷えます…お風呂に入りましょう」


「うん…でも、その前に」


「…!」


真木は兵部へキスをされた…。

「もう少しこのままいい?」


「はい」


今度は真木の胸の中で溺れていたい…。


兵部の濡れた銀髪は月の光で輝いていた…。

〜END〜

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