絶対可憐チルドレン

□ストーカー
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皆本光一…僕は彼が憎い。


「えーそうなんだ?」


「でね、その人ったら」


僕はいつも彼女達を見て来た。中学生になった彼女達はまた更に可愛いい。


「お帰り」


「皆本ー!」


奴が現れた…。

あいつはずるい…彼女達を独り占めにしている。


そしてもう1人…。


「お帰り皆本君!」


彼は男だが、彼女達同様、可愛くて堪らない。


「兵部京介…か」


ああ…どうしてあいつばっかり可愛い子ばっか来るんだ!!


憎い…皆本光一!!


「1人くらい貰ってもいいよな…フフ」


僕はあいつから奪おうと計画を建てた…。


兵部はいつも可愛い服を着ている。男のくせにそんな…。


「どうしたの?皆本君」


「あ、いや…」


慌てて新聞へ目を通す皆本。


「今日服買ったんだけどこれどうかな?」


「わー京介似合うよ!」


「ありがと薫」


ああ…またそんな女々しい服を…。


「兵部、どうしてそんな服ばっか」


「え?…別に深い意味はないけど…これが良かったから」


皆本は我慢出来ずに抱き締める。


「み、皆本君///」


「ああもう、可愛いよお前」


可愛いと言われ兵部は赤くなった…。


抱き心地もまたいい…。猫やひよこを抱いてる様な感触だ。強く抱き締めたら壊れてしまいそう…。


兵部は皆本へキスをした。


はうっ…!理性が…。


皆本は勃つ自身を押さえた…。



そんなある日、兵部は誘拐されてしまう。



「局長!!うちの可愛い兵部がっ兵部がああああ」


「落ち着きたまえ皆本君。確かに兵部君は可愛いが」


「可愛いすぎですよね兵部少佐」


「可愛い事は認める。取り敢えず落ち着け皆本」


「賢木〜(泣)」


その頃兵部は眠らされベッドに横になっていた。


「ハァ…ハァ。可愛いな兵部君は。何着ても似合う」


男は兵部に服を着せ眠る姿を写真へ取っていた。


「次はこっちの衣装にお着替えしようね兵部君」


「…」


ああ…可愛いな…。ずっと見ていて飽きない。
男は兵部へ手を出そうとしたその時…。


「わぁ、葵!いきなりテレポートすんな」


「せやかて場所わかったんやから早うせな兵部はん食べられてもうで?!」


男の部屋に皆本達がやって来た…。


「く、来るな!」


「そんなもんちっとも怖くないね!」


薫は拳銃を破壊した…。


皆本は男の頭をガシッと掴む。

「兵部は何処だ」


「ひっ…寝室…」


すぐに向かうと兵部は眠っていた…。


「何この服」


「あら可愛い」


「良かった兵部!」


皆本はギュッと抱き締めた…。

「ん…皆本君?」


「目、覚ましたか兵部」


バベルの医務室で目を覚ます。

「何かあったの?僕全然記憶にないんだけど」


「そりゃずっと寝てたからな」

誘拐された事すら知らない。


兵部はきょとんとしていた…。

「ぐっ…可愛い」


「先生?…」


なんでそんなに可愛いんだ?おめぇはよ…。


「賢木、手を出したら殺す」


「冗談だ皆本っ!」


「皆本君!」


起き上がると兵部は皆本へ抱き着いた。

「駄目じゃないか兵部、知らない人についてくなよ?」


「ついてってないんだけど」


ついてく前にその場で薬を嗅がされたのだ。


「でも良かった…本当に」


「皆本君」


皆本は兵部へキスをした…。
〜END〜

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