絶対可憐チルドレン

□僕らはESP.1
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僕は幼い頃、兵部に救われパンドラへ入った。


「先生、僕はただ皆と一緒に居たいんだ」


「残念だがね皆本君、君が居ると迷惑なんだよ」

どうして?…。


僕がレベル6の高レベルESPだから?


天才少年って呼ばれているから?


僕には…居場所が無かった…。



「君が皆本光一君か」


「誰?」


「僕は兵部京介。君を迎えに来たんだ…僕らESPの仲間だからね」


「君もESPなの?」


「だから浮いてるん
だろ?」


「う…」


そりゃそうだ…。


「君は凄いよ皆本君、もっとその才能を生かすべきだと思わないか?」


「でも、僕は」


「大丈夫…君の力は僕達が認めてあげる。認めてあげられる…あんな普通人の言いなりになんかならなくていいんだよ」


「本当に?」


「ああ…そして僕は、そんな君を愛してる」


愛してると言われ、皆本は赤くなる。


「皆本光一…産まれて来てくれて有り難う」


「兵部さん…」


抱き締められ皆本は身を預けた…。


とても暖かい…。


僕はこの人に着いて行くと決めた。
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