絶対可憐チルドレン

□僕らはESP.2
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「兵部の世話」



皆本は朝6時に携帯のアラームへセットして起床する。


「ん…?」


「悪い、起こしたか?」


「ううん」


皆本も兵部も裸だ。


「ね…キス」


「クス。…はいはい」


唇へ合わせると舌を絡めた…。


「ん…んぅ」


「まだ足りない」


角度を変えては食らいつく皆本。


「ん…ん、…ぁ」


唇が離れると舌と舌との間に銀の糸が引いた。


満足した兵部は再び
眠る。


皆本はベッドから起きてシャワーへ向かった。


なんだろう…幸せすぎて顔がニヤけてしまう。


シャワーを浴びながら皆本は今日の事を考えた。
薫達はパンドラへ入っても学校へは通う。

兵部もあの様子じゃ昼まで寝てそうだ。

船の掃除は1人じゃ大変だよな…。


「そうだ!」


皆本はいい事を思いついた…。


体を洗い終えると部屋へ戻る。


いつもスーツだったがもう着る必要無いため私服を着る。


兵部の私服も選んでタンスを閉じた。


ベッドでは可愛いく寝息をたて眠る兵部が居る。

それを見て微笑むと部屋を出た…。


食事は兵部、薫と幹部達のを用意する。


「おはよ皆本」


「おはよ」


食事当番でない時は兵部達のを作り、当番の時はパンドラメンバー全員分を作る。


全員で食事をする部屋と薫や幹部達と食事を取る部屋は別けていた。


「皆本〜今日は何だ?」


「コーンスープに
ハムエッグにトースト、サラダ」


「朝って感じだな」


賢木は席へ着いて
食べた。


ボーッとしながらトーストへジャムを塗る。


「やっぱ皆本さんのが美味しいわ」


「有り難うございます紅葉さん」


「今度カロリー低いのも頼める?」


「はい、考えときます」

「ねぇ皆本さんじ
じぃは?」


「兵部は寝てるよ」


すると真木がダイニングへやって来た。


「やっと終わった」


「お疲れ様です
真木さん」


今日の食事当番は真木やコレミツ、他メンバー。

「すまない」


「いえ」


食事を置かれ、真木はいただきますと手を合わせ食べた。


「皆本、後で仕事を手伝って欲しい所があるんだが…」


「はいわかりました」


「皆本は忙しいなぁ!俺は兵部の健康チェックをした後…何しようかな」


「暇なら手伝えよ」


「あっ…暇じゃあ
りません!」


全くこいつは…。


賢木は医者で兵部の健康管理が主に仕事だ。
具合の悪い人を診たりしている。


食事が終わると皆本は子供達を集めた。


「何々?皆本さん」


「皆にこれをあげよう」

そう言って配ったのはポイントカード。


「お仕事手伝ってポイントを貯める。そしたら好きな物買ったげるよ」


「やったー!やるやる」

雑巾がけや洗濯、お風呂掃除などをしたらポイントが貯められる。


パンドラの資金も考えているので到達するには長かった。


だが欲しい物のために子供達は頑張る。


「いちについて、よーいドン!」


子供達は一斉に駆け出す。雑巾がけリレーをしていた。


「上手い事考えましたね皆本さん」


「だろ?」


ニヤッと葉へ微笑んだ。


「お前も部屋くらい綺麗にしとけよ?」


「へーい」


「さて洗濯物だな。その後は買い物っと」


「専業主婦」


「何か言ったか?」


「いえ…」


怒った皆本は怖い…。


午前中、洗濯や買い物をし終わるため、午後から起きる兵部の面倒が見られる。


「ん…」


「おはよ」


皆本はチュッとキスをした…。


兵部へ服を着せる。


「ごはん何?」


「味噌汁に焼き魚、卵焼き、サラダ」


髪の手入れも皆本
がする。


兵部の髪、綺麗だな…。

短いけど
ポニーテールとかツインテールが出来そうだけど、お団子にしよ♪


髪をまとめて1つのお団子が出来上がった。


髪をまとめたため首筋が顔を出す。


やばい、綺麗だ…。


「皆本君?」


「あ、いや…何で
もない」


お昼を食べた後、兵部は特に何もする事がないのでゲームをする。


皆本はコーヒー
を飲みながらパソコンを弄っていた。


「あら…お団子なの
?少在」


「なんか皆本がそうしたんだよね」

「可愛いわよ♪」


ちゅっと兵部の頬へキスをする紅葉。


「お目覚めですか?
少在」


「お疲れ様、真木」

「いえ」


真木は兵部を見て赤くなる。首筋がエロい!!
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