絶対可憐チルドレン

□暑い日
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季節は夏。東京は暑苦しい毎日だ。


「しょ、少佐!そんな
お姿で外を出歩かないで下さい」


「あ?外じゃないよ。
中じゃん」


確かにバベル内です
けど…。


そんな浴衣で裾と襟をたくし上げてる状態で。

「私のナオミ〜」


「くたばれ糞
じじいぃー!!」


あっちはあっちでこんな暑い日によくやる…。


「真木も人の事言え
ないぜ?」


「は?」


今、何か少佐は言っただろうか?


真木は思う。最近何やら兵部に避けられてる気がすると。


「ハァ。最近避けられてる気がする」


皆本が羨ましい。


「皆本君皆本君♪」


「はいはい」


皆本へじゃれつく
兵部。


「真木さん暑苦しいからですよ」


「え?」


「そんなスーツで黒い長髪に」


「待て。スーツなら皆本も来てるじゃないか」


「皆本さんも
年中スーツですけど、茶色だからまだいいんじゃないんですか?」


「色の問題か?」


「だってそんな黒着てたんじゃ暑苦しいでしょ」


「う…」


葉に言われ、上着を脱いで裾を上げてみた。


すると兵部がやって
来る。


「真木〜♪」


ああ、少佐(泣)可愛いらしいっ!!


すると皆本も上着を脱いで現れる。


「上脱いだの?」


「流石に暑いからな」


兵部は皆本の方へ。


「皆本君〜っ」


「こらこら」


抱きついてキスをし
まくる。


皆本も嬉しそうにじゃれる猫へキスをした。


己皆本……!!
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