絶対可憐チルドレン

□僕らはESP.1
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学生時代、皆本はコメリカで賢木修二と出会う。

「賢木さん!こんなマネは…許されない」


「てめーも日本人か?日本語で説教すれば俺が反省するとでも!?」


「あなたはサイコメトラーなんでしょう。ケンカに強くて当たり前だ!相手の動きを先読みして殴ってるんだから」


「なんならてめーもくらうか!?坊っちゃん♪」


相手はレベル6のサイコメトラー。僕もレベル6の複合能力者だが、複合能力者という物は多数の能力が使える変わりにレベルが低い。だから此処は大人しく殴られるしかなさそうか。


皆本は眼鏡を外し中指をびしっと立てた。

「上等だ!!」


賢木は皆本を殴る。

触れればあなたにはわかるはずだ。相手の次の動きだけじゃなくて心の中だって…!!


「!!」


誰だって心の中に弱さを持ってるんです。
自分より優れた人を怖がってる。
あなたは何をとっても人より優れてるのに。

「う…」

子供じゃないんだから!!自分のことばっかじゃなくて、相手のこともわかってあげたらどうなんです!?


「や、そう言われると…まーたしかにそうかも……はっ!!」


皆本はぶっ倒れる。
この野郎、たしか皆本って…超能力研究科のヤツか。密度の高え説教しやがって…!!


「変な奴…俺と同じESPで年下のクセに」


皆本光一…これが俺と皆本の出会いだった。


「パンドラ?」


「ああ…君もどうかな?ESPだけの未来を作る。そうすれば君の力だって認められる社会を作れるんだ」


「そんでそのパンドラのボスが兵部京介か」


「うん。君が入ってくれれば皆歓迎してくれるよ。それに僕も嬉しい」


「皆本…」


「それに、兵部は歳で体が弱いから君が居てくれれば助かるんだけど」


「しゃーねーな…。パンドラか、入ってやるよ」

「有り難う賢木!早速手続きを。真木さんに連絡しなきゃな」


こうして賢木もパンドラへ入った。


キャリーは皆本の心の中を覗く。


そこには1人の幼い少年が居た。


「貴方が今望む事は何?」

「僕は…兵部さんの力になりたい、側に居てお世話をしたい。僕は…兵部さんが好き」


「そう…なら、その気持ちを彼に伝えるのね。大丈夫…きっと受け入れてくれるわ」


「本当?」



「ええ…だから自信を持って」


「有り難う…」


光一の心は既に救われている…。

私の出る巻くはなさ
そうね。


キャリーはそっと皆本の心から離れた…。
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