女体化小説
□日常?
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「何で女子の制服じゃないの?」
学校に来て早々に言われた雲雀の台詞。
慌てて10代目と山本が雲雀を連れて走っていった。
周りは見て見ぬ振りだったが内心はスゲーって思ったに違いない。
俺が思ってるから。
数分後
何事もなかったように帰ってきた三人。
「そう。そういうことなら手伝ってあげるよ。赤ん坊の頼みでもあるしね」
「雲雀が分かってくれて助かるよ」
「ありがとうございます。雲雀さん」
傍からみれば仲の良い先輩・後輩なんだけど…なんか変。
「目が笑ってないんだぞ」
突如、後ろからリボーンさんの声が。
「おはよう、赤ん坊」
「おっ、小僧、はよー」
「リボーン、何か言った?」
10代目…何か黒いです。
その日は何事もなく(いつも通りとはいかないが…)一日が過ぎた。
と、思っていた。
『獄寺隼人。至急、応接室に来て。来なかったら…どうなるかわかってるよね』
なんて放送で壊れた。
「獄寺くん大丈夫?俺が一緒に行こうか?」
「獄寺!ツナとここにいたらいい。俺、部活休むから」
「大丈夫ですよ、10代目。10代目はここで補習を受けてください。俺、補習が終わるまでには帰ってきますから」
「でも……ちっ…雲雀さんの野郎…」
最後の方は小声で雲雀に悪態つく10代目。
うん、みなかった事にしよう。
「山本も。俺は大丈夫だ。お前はもうすぐ試合だろ?部活にでろ」
「獄寺〜そんなに俺の事…嬉しいのな〜」
といって抱きつく山本。
「ちょっ、離れろ」
「調子に乗りすぎだよ、山本。早く部活に行かなきゃ。ね?」
10代目、さっきから黒いです…
「ツナも早く補習したらどうだ?俺は部活を休むって決めたし」
うん、山本も笑ってるのに笑ってない。
『早く来ないと…僕がそっちに行くよ。獄寺隼人』
今日、二度目の放送。
かなりご立腹な様子。
「あっ、俺、ちょっと行って来ます。すぐ戻りますんで」
そう言って教室を出ると応接室までダッシュした。