05/19の日記

21:48
増殖都市感想
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そういえば去年からカメの撮影してませんが、元気ですよ!
去年の夏にタマゴをポコンと産んで『男の子だと思ってたら女の子でした!』のパターンを現実でやってくれましたよ!
……うん、もうね、すっげぇビックリしました。総排泄孔の位置から見るに男の子だなって思ってたもんで。


そんなわけでアニゴジ感想、参ります。
ネタバレしかありませんので、ご注意ください。





 



































 

・とりあえず総合的に

ラストで「うわああああーーー!!」って気持ちにはなったけど、元からマイナス100を通り越してマイナス1000くらいまで突き落とされる覚悟はしておりまして。
思ったほどメンタルにダメージはなかったです。

……と言うか、正直な話。
まだマコさんショックから抜け切れておらず向こうを引きずって感覚がマヒしているのが、功を奏したとしか思えませんorz
真に心にATフィールド張らなきゃならんかったのは、あっちだったと。
死ぬかもしれないって予想はあったんですけどね。
マコさんも。彼女も。

そんなわけで
「まだいける!!
主人公ヒロイン含めたキャラクターの死亡は、この作品においては鬱展開のうちには入らん、想定内だ!!!」
という、謎のノリとテンションに駆られながらパンフとマルチポーチを購入。
パンフ読んであー本当に死んじゃったのか……と、ようやっと実感した次第です。


ちゅーかユウコさんは、浸食されることも全部納得したうえでヴァルチャーパイロットになったのかと思ってた。
嫌がって抵抗するハルオを見て、ビルサルドの面々と同じように不思議そうにするかと思ってた。
パンフ見る限りカットされたらしいけれども、ビルサルドに同調してるシーンはもっと多かったようですし。
その残り香がちゃんとあったというか。
だから、納得してなかったこと、『こんなの聞いてない』みたいな叫びが、その結末よりも意外でした。

モスラ……は、間に合わないか。これじゃ。
レオがモルさん助けたみたいにしてあげられないかなって思ったんだけど。
『モスラが劇中で登場しない可能性』も出てきたわけで……。



・『メカゴジラ』について

落ち着いて深呼吸してよく考えたら、今作のタイトルは『ゴジラ 決戦機動増殖都市』。
『ゴジラ対メカゴジラ』の類のタイトルではないわけで。
そりゃーいつもの『メカゴジラ』と殴り合いはしない筈だよなー、してやられたー……!!と、スタッフロール眺めながら思いました。

……だけどやっぱり、ちょっとだけ見たかった。
都市から切り離されてあのゴジラと殴り合う『メカゴジラ』を見たかった。
メカゴジラが起動しなかったことを嘆き悲しみ憤っていた、小説版の登場人物達の気持ちを追体験させられた感じです。
いや、都市に生まれ変わって、十分過ぎるほどにドンパチしてくれたんだけど。
小説版ガイガンのアレンジにも目ん玉飛び出そうなくらいびっくりしたけど、この『メカゴジラ』のアレンジにもびっくりしました。

擬人化不可能なんじゃねこの『メカゴジラ』……と思ったんだけど、国や都道府県の擬人化を描いてる人は大勢いるし、なんとかなるかなあ。
『ゴジラ世界の東京の擬人化』なら考えたことあるし。できるできる。
うん。頑張ってみよう。(希望的観測)


結局どうして2万年前にメカゴジラが起動しなかったのか明言はされなかったわけですが、……『部品』が間に合わなかった、ということでいいのでしょうか……。



・ビルサルドのあれこれ

名もなきモブさんが最初に浸食されるシーン、『恍惚』って表現がぴったりの表情してて。
ああ、これはあの人達にとっては幸福でしかないんだと。
ハルオくん達に浸食への抵抗をやめるよう促す言葉が、声色が、表情が、どこまでも優しくて。
だからこそどこまでも不気味で、絶対に相容れないという絶望を突きつけてくださりやがると。

怪獣黙示録で、ホテルマンさんが彼らから感じた温もりは、きっと嘘じゃなかった。
けれども、彼らの全てでもなかった。
エクシフも多分そう。
彼らの献身に救われた人は大勢いたんだろうけど。だけど違う。それが彼らの全部ではない。

でも、地球人類から裏切ったのか、騙したのかと罵られるビルサルドの側からしてみれば、この土壇場で裏切ったのはハルオくん達なんだろうな。
お互い勝手に信じて、勝手に裏切られてしまったんだなって印象でした。

族長さんや他の生き残りはこれからどうするんですかね。
そこが気になってます。



・フツアについて

設定やら何やらは考えるな!感じろ!!ってかわかってるでしょアレだからね!!と言わんばかりな、謎だらけで説明も不足気味な彼ら。

双子ちゃん達がハルオくんとユウコちゃんのキスシーンを出歯亀して『えっうそっ!きゃー!いったー!!』って感じの反応してるの、超かわいかったです。
後姿で無言でも、なんかそんな感じ。

2万年経っても、キスはキスなんですかねえ。実際。
生殖方法はそう簡単に変わらないだろうけど、愛情表現はあの環境で2万年もあれば変化がある気もする。
あーでも、フツアさん達は昆虫(モスラ)の遺伝子が入ってるらしいし、タマゴで生まれるとか蛹になる時期があるとか、寿命がかなり短かったりとか、生態そのものが違うんだろうか。
大丈夫かフツア……いや、大丈夫なのか。
大丈夫じゃないのは、ハルオくん達旧人類(敢えてこう呼ぶ)か……。



・ゴジラについて

人間ドラマメインということで出番は少ないだろうなーとは思ってたんですけど。

自分の意思でバーニング化して、それを自分で制御したってことでいいんでしょうか。
バーニングゴジラの最高の温度って確か、1200℃くらいじゃなかったっけっか。
その寸前(1000℃ちょい)で止めるよう自分でコントロールして、自力で元に戻ったのかもしれないのか。

わかってはいたけど、そりゃ挑む者も抗う者も、全て炎に呑まれて消えるわけだわ……。
確実に2万年の間のどこかで、鼻歌まじりに片手でデストロイアさん捻り潰してるわ……などと戦慄してました。

でも、別の世界の、別の『ゴジラ』の話だけど。
私が1番大好きなあのひとが遂に超えられなかった壁(メルトダウン)を、長い時間をかけて超えてくれたのかもしれない。
そう思ったら、どうしようもなく嬉しかったです。

……ここまで書いてあれだけど、3作目冒頭で『熱が上がり続けてるやべぇ。地球に穴開くぞやべぇ』ってなったら、もう笑うしかないorz
自分の思うゴジラ映画における最強の鬱展開は、『ゴジラの死』なのだということを再認識しました。


その一方であまりのガタイの良さに、『化粧まわしが似合う怪獣選手権』とかあったらぶっちぎりで優勝しそうだなーとぼんやり考えたりもして。
正面から見たシーンが映るたびに、横綱土俵入りのイメージがわいてきて吹き出しそうになってたんです。
ハルオくん達が大変なことになってたから、一種の現実逃避だったかもしれませんorz



・メトフィエスさんについて

クロウディア・マッキェネン女史とサイス・マスターを足してキュゥべえで割り、悪魔ほむらさんを万遍なくまぶしたものを
『おススメの、まがまがしいもの、です』って『しろくまカフェ』のしろくまさんが持って来てくれたようなイメージができあがってんですけど。
どうしてくれよう。
やっぱり一種の現実逃避だな、これも。



・その他。


チラシ置き場が次回作のネタバレだぞ気を付けろという情報を得たのは、帰宅してからでしたorz
出てくるだろうなーとは思ったけど本当に出てくるのか。
それとも今作のメカゴジラと同じような感じので存在してるけど本体は出てこない、みたいな感じになるのかな。
怪獣惑星は、多種多様な怪獣が出てくるわけではない。
決戦機動増殖都市には、いつものメカゴジラはいない。
そのパターンが次もくるのなら、多分『ギドラ』も今までのどの『ギドラ』とも違う姿で、異なる力を持ってるんだろうか。

……ハルオくんがギドラを呼ぶとか利用するとか。
もしくはギドラそのものになる、とか。
その上でゴジラを道連れに地球とともに滅ぶこともやむなしという、小説版における『総攻撃派』と同じ道を歩むことになるんだろうか。
私怨かもしれないじゃねえよ、どう考えても誰が見ても私怨でしかねえよ……と、誰かにツッコミ入れてほしかったです。


っていうか、小説版はもしかしてパラレルワールドの話?
それともゴジラがゴラスを撃墜したっていう情報は宇宙には持って行けなかった?
艦長さんやそれぞれの種族の上層部は知ってるんじゃないかなあ。
月くらいなら、あいつの炎は届くって。
ゴジラが生きているなら、逃げるしかないって。
逃げるという選択肢を選ぶには、不満分子の勢力が大きくてクーデター起こされる危険があったと言えばそれまでだけど。

「生存者は英雄として迎えてやろう」みたいな台詞から、モーリさんの優しさと打算が伺えました。
でも、どんな瞬間でもこのひとは、どうして今ここにいるのがジングウジ大佐じゃないんだって悩んでるんだろうな。

ちゅーか3作目でいきなりアラトラム号撃墜されそうだけど、大丈夫かなコレ。
『より絶対的な破壊のチカラ』は、どうやったって宇宙から来るだろうし。

それより何より、あと1本でどうやって終わらせるんだろう。
いつの間にか「三部作+完結編」構成になってたらどうしよう。
流石にお財布的な意味で厳しいけど、オラティオ号とか色々伏線残ってるしなー……うーん……。


これくらいでしょうかね。
予想はしていたけど上手く纏めることができずに呻いております。
そんな文章ではありますが、ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
 







それから。

この作品が「触手」と「生体ユニット」のデビューでした……という若人の未来に、幸多からんことを(遠い眼差しで)(最低)。


 

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