11/17の日記

18:59
伏して拝んだ結果
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※言いたいことだけ言ってるくせに、何を言いたいのかちっともわからないアニゴジ感想

※ネタバレ・擬人化等に一切配慮なし

※こんなとこで叫んでも届かないのは承知の上で。
この作品に携わった全ての方へ、ありがとうございました&お疲れ様でした!
 












 

・色々

伊福部マーチ鳴り響く新宿でゴジラヘッドを見上げたりスマホのカメラを使いこなせぬ己にしょんぼりしたり、
ゴジラストアでスマホケースを買ったりしつつ、可能な限り予告等は見ずに公開当日を迎えました。
頑張った……!


何て言うか、『マイナちゃんルートのノーマルエンド』という印象でした。
序盤の凄い些細な選択肢でラストが特攻&心中になるか否かが決まる感じ。
前日譚シリーズはIFが積み重なった世界の話だと思っていたのですが、本編も様々なIFの可能性を妄想できそう。

件の怪獣黙示録とプロジェクトメカゴジラですが、映画鑑賞後に読み直すとつらくなるので、逆に超お薦めです。
ドルドさんはもうあのワイン飲んだ時に自分が言ったこと忘れちゃってるだろうなーそれとも元々オェェエーってなってたのを、鋼の精神で我慢してたのかなー。
ビルサルドのために。

『全ては献身の道へ続く』とか『諸君の旅路に祝福がありますように』とか。
献身や祝福、救済の意味を考えると言葉が出てきません。
エクシフ神官さんの『何故みずから滅びようとするのです』って台詞は、そっくりそのまま金属バットで打ち返したいけど。

あとあれだ。
セーフティセックス、明るい家族計画、大事。絶対。
それこそ明日殺される心配がなくて、食べるものがあって着るものがあって、寝る場所があって……という状況にいるからこその考え方かもしれないけど。



・冒頭

金色と黒のぐるぐるぐにゃぐにゃが不気味に綺麗。
メトフィエスさんの語りがとにかく凄い。
穏やかなのに穏やかじゃない雰囲気。
静かなのに迫力がある。
SKRIさん凄い。
劇中の皆は何語を喋ってる設定なんですかね。英語?


・博士と助手

清涼剤というか、彼らがいなかったら見張り台はシーンと静まりかえっていたのかと思うと変な笑いが。
見張り台の博士の圧し殺した悲鳴みたいな声の解説や、思わずゴジラ応援しちゃうとこが凄い好きです。
リーランドさんは実力でのしあがったイメージだけど、博士はそれだけでなく、人柄の良さと世渡りの上手さも加えてバランスよく階段登ってきた感じなのかな。


・メトフィエスさんの宣教と思惑

一瞬で陥落したアダムくん達。
ユウコちゃんに向けた、ユウコちゃんが抱いていたそれとは違う種類の嫉妬もあったのかな。
あと若くて頭のいい人たちがテロ組織に傾倒していく瞬間を目撃したような。
すごい危うい。
自分達が何を叫んでいるのかも、もうわかってなかったのかなあ。


・アラトラムの荒れ模様

ハマモトさんカッケェ……。
『極東派』について良くない感情を持つ人も船内には多かったとは思うんです。
『極東派』がしでかしたことを皆が大人の態度で目を瞑ってくれていたにしろ、日本人である彼が副長の地位にいたのは本当にできる御仁だったのだろうと。

と思うと同時に込み上げる、船長しっかり!という心の叫び。
でも本人も何で私がって心境だったわけだし。
『本来のマティアスさん』と同じタイプ、人類滅亡の時に何もできずに終わるタイプの人だったのかな。
あの状況なら誰だって、何もできずに終わるかもしれないけど。
誰よりも一番タウeへ向かう揚陸艇に志願したかったのは、本当はこの人なんじゃないだろうか。
轟天を降りる契機となった事故さえなければ違ったのかな。

……轟天の事故やメカゴジラ起動失敗にも、エクシフや信徒が関わっている可能性あるのか。
マティアスさんの『内なる声』とやらも。
サカキ夫妻がシャトルに乗り遅れたことも。

すべてがガルビトリウムの導きとやらで、英雄として見出だされた誰か(この場合はハルオくん)に『来たれギドラ』って言わせるためだけの、壮大な茶番だったのか……。
ビルサルドの星を滅ぼしたブラックホールも何か関係ある?
寧ろギドラさん出現時のあの黒いやつ?


・人肌恋しい時もある、が

家族想いなフォードさんとストイックにも程がある矢口さんと座談会とかしたら、肩身が狭すぎてポシュンッとか音たてて消えちまうんじゃねえか、ハルオくん。
ネットの海をさまよったらハルオくんが当然のようにロリコン扱いされていたけど、ここでフツア長命種族説をぶちあげてみる。
彼女らが本当に見た目通りの年齢かどうか。
……ノベライズ版・コミカライズ版しか知らず、ゲームは未プレイですが、吸血殲鬼だったらモーラさんが大好きです。はい。


・メトさんクッキング

ぐつぐつしてる後ろ姿、沸き起こる嫌な予感の中でふと思い出したるは『アナザヘブン』。
あれは原作でも映画でもはぐあってなる描写だった……原作ではぐあってなったのに、TV放映版とは言え何で観た私……、
うわああ頭!アナザヘブンの『中身』もえぐかったけど、頭そのものもひでえ!
目が動いた!口動いた!よっしゃ夢か!
夢だった良かった夢だけど夢じゃなかった……!!

フツアの身体能力についてけるメトフィエスさんどれだけなんだと思ったけど、多脚戦車自在に扱えるし、結構なんでもできるのかな。
御子?神子?巫?
どれかはわかりませんが、メトフィエスさんの正体とエンダルフさんとの関係。
そういやエクシフの設定にある『法王』ってのは何だったのか。
既に死んでいるのか、オラティオに乗ったのか、他の星をギドラに捧げるため粉骨砕身しているのか。
その地球人が知ってるエクシフの体系は、嘘ではないけどもう母星をギドラに捧げた際に壊れているのか。
本当に謎が尽きません。


・終焉の翼

生け贄の儀式。
この辺りでぼんやりと『最終的にアースさんをギドラの棲んでる宇宙に送り込んで封印して完?』とか思ったんですが、全然違いました。

40秒前に死んでいる筈の人からの通信や既に死んでいる自分達。
鬼気迫る会話とホラーな展開。
いい意味で背筋がゾクゾク。

地球帰還を喜んでいたちびっこもじいちゃんも容赦なく。
脱出用ポッド的なものを射出させようという流れすらない、救いのない絶望に満ちたシーン。
海中と宇宙は本当に逃げ場がなくて、観ていて苦しくなることが多いです。

引きつったような笑いを浮かべるエンダルフさんの最期には、ガメラ3の倉田さんを思い出しました。
叫んでこそいなかったけど、やっぱり怖かったのかな。
それとも、やっと迎えた、報われた、幸せな瞬間だったんだろうか。


・ハルオVSメトフィエス

傍らの磔にされたミアナちゃんがなかなかシュール。
せっせと磔の準備してるメトフィエスさんを想像すると、もっとシュール。

目ん玉にはびっくり。

好きなひとが自分の好きなものを好きになってくれると嬉しいタイプか、メトフィエスさん。
わかるわかる、でも強要は良くないよートラブルのもとだよメトフィエスさん。
(そんな簡単な問題か)

よく考えなくてもメトフィエスさん最大の失敗は、揚陸艇爆破だよなって。
大地の上で死にたいと言ったひとを、あんな殺しかたして。
それが反撃のきっかけになるとは思わなかったのか。
心が読めても肝心なところまでは理解できなかった、と。

あと、これだけは。
パンフに書かれてた殴り合いが採用されなくて良かった……もし採用されてたら爆笑してた……良かった……!


・目潰しは世界を救う

オイカリサマ祭だけでなくメツブシ祭とかもありそう。ごめんなさい。


・ハルオくんの選択

おそらく最も賛否両論になるであろう部分。
とりあえずあの選択をしたことを後悔させてやらあ!という気持ちで書いたのが、先日の小噺だったりします。
……それでやっと解ったのが、私はハルオくんに生きてほしかったんだってこと。

例えばマイナちゃんとの間に産まれた子の成長を見届けて、初老の域に達したハルオくんが、変わらぬ姿で眠り続けるユウコちゃんを抱き締めて同じ選択をしていたら、違ったかもしれない。
でも、パンフ読む限りは、守らなきゃならないものがない人間の捨て鉢な行動にはしたくなかったみたいだし。

あともうひとつだけ言うなら、もう二度とユウコちゃんをヴァルチャーに乗せないであげてほしかったけど。
ヴァルチャーとユウコちゃん(ナノメタル)も、最後の『憎悪』ごと消そうと思ったらあれしかないか。
ハルオくんだって、乗りたくはなかったろうし。
逆にナノメタルの恐ろしさを知り、ビルサルドにも制御できているのか疑問視していたにも関わらず、なお利用しようとする博士の姿勢にびっくりしました。


・オラティオ号は……?

もう帰還してる可能性もある?
稀人の概念があるってことは、稀人の来訪が今までにもあったってこと?
オラティオ号も既に地球に帰還してて、稀人として受け入れられたりした?
これまた小説などで、オラティオ号編とかあったら嬉しいです。


・モスラの卵

……U淵さんの作品である『ファントムオブインフェルノ』で語られた、有り得ない筈の『意思の力で孵ることを拒んだ卵』なんだろうか。
孵った瞬間に、抗うもの、刃向かうものと認識されて、フツアごと炎に呑まれて消える。
それが解っているから、あの卵の中身は孵ることを拒んでいるのかな。
何億年も後に地球が滅びるまで、あのままでいる覚悟で。
それがあの卵の中にいる彼(彼女?)の、生きるための戦いなのかな……と思いました。
惜しむらくは、マイナちゃんミアナちゃんverのモスラの歌を聴きたかったです。
……小説で歌詞が出てきちゃった時点で、ないかなーと諦めてはいたけど。

ファントムだと『どうせ殺されるなら、きみがいい。ひとおもいにやってくれ』って台詞もすきなんで、
登場人物それぞれが、『どうせ殺されるなら(死ぬなら)』……と考えながら生きてたのかなと、妄想してます。
あと、十字架の上で、人類の罪を2000年以上も背負い続けているひとの話。
ハルオくんもそういうとこに行っちゃったのかな……。


・アースさんについて色々

時折映る透明感のある青と言うか、濃い目の水色と言うか、不思議な色合いの眼が美しい。
初めて見た時は何か不安に駆られる体型だったんですけど、それすらカッコいい。

いつか花が咲くのか、咲いて散って終わりなのかと思ってたんだけど、もうとっくに咲いて散って結ばれた種子が芽吹いた結果?
あの白い花が、超進化を遂げる前の、アースさんのもとになった植物だったら、皮肉だけど素敵だなと。

何故人間を襲うのか。
抗うから?刃向かうから?
アースさんだから、としか言い様がなくなっているような。
人間の手で絶滅しかけた植物だったのかなあ。

小説読みながらこのひとそのうちシェーとかやっちまうんじゃないかとずっとハラハラしておりまして。
まさかのイヤミさん経験者出演に、こういう形で拾ってきたのかと妙な感動を覚えてました。


・ぼんやり擬人化ネタ詰め

擬人化アースさんの特技は居合いというイメージだったんですが、今回そこに『介錯』も加わった次第。

趣味は家庭菜園。
掃除も好き。
ただし細々したものを綺麗さっぱり掃除した筈が、辺りを見回せば本棚とか箪笥とかが倒れてる。
昭和さんとVSさんに『いいから座っていろください』と言われて、初代(幽霊さん)と一緒に正座してるとかそんな感じ。


何となくアニゴジ三部作の擬人化は、三つ編みで纏めたいなと。
あとギドラさんはとりあえず、ただでさえ大食漢が多いギドラの中でもズバ抜けた、痩せの大食いて設定だけ決めました。


毎度長きに渡りお付き合い、ありがとうございましたm(__)m

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