ショート・ストーリー

□少女の夏
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あれは、夏休みがもう時期おわる時かな。


私が学校行って、いつも通り図書館に行くと、何故か誰もいなかった。

妙にシンと静かで、人も、生きもののいる気配も何もなくて。

「早く出なきゃ」
ドアに向かって走る。
でも、出口の前に一冊の本が落ちていた。
変ね、何故か魅せられてしまったの。
その題名の無い本に。
私はどきどきする気持ちを必死におさえて、




その本を開いた。


中にはある友達がいない少女の物語が書かれてて、その少女はとても不思議でつかみどころの無い少年と恋におちた、そんなのが書かれていた。

最後まで読んだら、本を読んで中に吸い込まれていく私がいる。

「きゃぁあぁああ!!」
周りが見えなくなる瞬間、私が見たのはあの少年の不気味な笑顔だった。



私の夏は、ここでずっと続いていく。

時を止めて、仲間を探していく。



ずっと、 ずっと。

あなたも気を付けた方がいいわ。
だって、この物語の題名が次の、そして永遠のこの本のターゲットなのだから。


           完
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