ショート・ストーリー
□グッドラック!
1ページ/8ページ
秋が近づいてきた。
夏も終わりに近づく。
僕らもくそ暑い夏を名残惜しみ、夏祭りへと駆け足になってしまう。
矛盾、してるけどさ。
暑いのは大嫌いだけど、
夏は大好きだ!!
君と一緒。
ずっと一緒。
この手は絶対離さない。
そう、決めてた。
幼なじみの君は、ずっと遠くを見てて、
幼なじみの僕は、近くの君を凝視している。
なのに、何も気付いてやれなかった、わからなかったんだ。
その時は、そんな事さえまだ気付かなかった。
僕らの夏が、僕の夏に変わる瞬間がやってきた。
・