ショート・ストーリー

□今日は素晴らしい日
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春風はやってくる。
誰かが幸せでも、不幸でも
誰かが幸福を祈っても、運命を呪っても、
誰にも何にも関係なく、
地球の運命を見渡しながら
春風は通り抜けて行くのだ。









春風は興味があった。
人々にとっての不幸とは何か。
生きていれば幸せじゃないのか?
他の動物と一緒ではないのか??
何かにつけ喜怒哀楽を豊かに表す生き物に興味があった。
今年は去年より早く仕事に出なければ。
どうせ仕事に出るならば、
自分の疑問を解決してしまおう。


春風は、
雲から借りた体で
人間の姿を借り、
地へと舞い降りた。











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