ショート・ストーリー
□私と夜空と男な彼女
2ページ/8ページ
色々あったけど、とにかく振り出しに戻ってみよう。
「で?何でそんな格好してこんな所来てんのよ
あんたのお陰でこちとらご近所の目が白くなんのが恐いんだよバカタレ」
結構軽いノリで話したのに“格好”の単語を出した途端弥生の表情が硬直した(ちなみにさっきまでメチャクチャなめた面してた)。
「・・・」
「・・・」
・・・
・・・
気まずい!
何だこれ?オバチャンなんか間違った事聞いたか??
地雷踏んじまったのか???
気が付いたら23分間沈黙が続いていた(何故か沈黙があまりにも痛かったので時計の音を数えて指折っていたのを知ったら彼?は怒るだろうか・・・)。
・