色々駄文
□後輩ネタ
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THAT's!様の捏造設定を使わせていただいておりますので其れを前提にお読みくださいませ。
「あぁ?猿野先輩……?なしておるん?」
”俺”は驚いた。こげなとこさ”あん”猿野先輩がおるなんて思ってみんかったけぇ。
「あー?……おまえ、その声としゃべり方……ベルか?」
「ん」
おっきくなっちゃってーと言われた男の名はは田中ベルンハルト。
日本さきてすぐいろんなとこさつれてかれたけぇ、方言が色々まざっちょるし……クォーターじゃけ周りから遠巻きにされちょった。
そげんことされとった時に優しゅうしてくれとった先輩。
それが猿野先輩。
一年で目もわるうのうてメガネかけちょるし、15cmくらい背もおがったけぇ誰も気がつかんとおもっとった……。
目立つ金髪を茶髪に染め、眼鏡をかければ190前後あるし肌も白めだが目立ちにくく……なってなはいない。
なぜならベル自身の目つきがとてつもなく悪い上に、無口で不愛想なためこわがられおびえられるのだ。
だが幸か不幸か、彼自身はそれに気が付いていない。
「ベルー」
「ん?」
どした?と言いつつちょこんと小首をかしげるベル。
かわいいなぁ……こんな大きいのに純粋少年とかいいなぁ……。
と思いつつ猿野はベルの頭をなでつつ続ける。
「中学の時後輩だったお前は知ってっけど俺が頭とかよくって喧嘩強かったのは此処の奴らには内緒な!」
「ん。わがった」
そういいつつ、こくり。と一度だけ真面目な顔で頭を下げるベルを見て、
あぁ、もうこいついいなぁ。
餓鬼みてぇ。
と和む猿野であった。