短編

□最初の記憶
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『最初の記憶』


今私が住んでいる家の居間。
暗い部屋で、折り畳んだ敷布団に背中を預ける私。
母もいた気がする…。
でも覚えてるのは暗い部屋と、1人で座ってる私。
そして心細い感情。
虚しさや淋しさが身に纏わりついて、ただ静かだった…。
じっと1人で待った。
誰かの帰りを。
私だけが家にいて、お留守番で、早く保育園に通いたいと思った…。
私が一番印象に残ってる、最初の記憶。


→あとがき

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