11/02の日記

00:22
生まれ変わる世界
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時間が掛かった上に、難産だったッ!

魔法少女事変終結。

戦姫絶唱シンフォギアGX EPSODE13「正義を信じて、握りしめて」

最終決戦
奇跡では無く、初めて己の力で掴み取ったエクスドライブ。
その力を身を以て知っている装者達は、キャロルに降伏を促す。

まぁ、桁外れのフォニックゲインを有しているとは言え、一対六じゃ分が悪いわな。
誰だってそう思う。
それでも、キャロルの意志は挫けない。
かつて父を奇跡に殺された少女には、奇跡に屈すると言う選択肢は無かった。
そりゃ必死に研鑽して身に付けたであろうモノを奇跡の一言で片付けられたら、釈然としないわな。
おまけに身の丈に合わないなんて言われて、煤にされたんじゃ尚更だ。
だから、キャロルも最後まで足掻く。
ばら撒いたアルカ・ノイズが装者達に襲い掛かる!
……第二話に出てきた武士ノイズが、妙にウルトラセブンぽいとは思ってたんだ。
それでも、まぁギリギリ上手くアレンジしたと思った。
けど、今回ばかりはまんまバルタン星人だよなッ!?
誰が見ても間違い様が無いぞ、アレは。

そんな時、洸からのメッセージが!

この人、駄目な時はトコトンだけども、一度エンジン掛かったら本当真っ直ぐだよね。
改めて、響が父親似だって解るな。
響の返しも良い。
実に彼女らしい答え。

そして、響とキャロル。
似て非なる二人の少女の最後の戦いが始まる……

戦場に響く始まりの歌。
ここからは、最終回故にてんこ盛り。
Gで見せたエクスドライブガングニールパンチを皮切りに大暴れする装者。
スパロボでお馴染みのダブルガリアンソード。
安定のデンドロクリス。
やっぱりあった羅刹ソード。
そしてまさかのきりしらルンバ。
Gで調はロボを召喚した訳だ。
当然、GXでは切歌との合体技で新しいロボを出してくれると思った……ら、まさかの掃除機ッ!
確かに、ソイツはロボットだ。
ロボットだけど、違うんだ。そうじゃない。
確かに、良く見たら凶悪過ぎて強そうに見える。
ツインテールも倒したけど。
だけども、やっぱり面白い方が先行するな、アレは。
あ、マリアさんソードビットっぽいモノ使ってましたね。
すっかり忘れてた。

世界を喰らう獅子
追い詰められたキャロルは、鋼糸魔弦を編み込んで切り札たる巨大なマシーン怪獣を作り上げた。
その姿は、錬金術における混沌を意味する碧の獅子そのものだった。
吐き出す炎は、終焉という名の太陽。
代償は、キャロルの記憶全て。

出たよ、最終回恒例の巨大怪獣ボス。
赤いドラゴン、ラギュ様の次は、ロボット怪獣だッ!
因みに、僕は機龍が好きです。
サイボーグもありなら、ウェポナイザーも。
とまあ、巫山戯るのは此処迄にして……このメカライオン、えらい強い。
今までの大ボスは付け入る隙があったけど、今回は無い。
ホントに無い。
だから、装者達が選んだ手段はシンプルな力押し。
迷いを越えた響に答えるかの如く、遂にアームドギアとなったガングニール。
正直、あれでビッグバンパンチやるとは思わなかったよ、いやマジで。
とは云え、ガングニールに加えて他の装者達のギアのエネルギーを加えた渾身の、そして虹色の拳が、キャロルのメカライオンを叩き壊すッ!
……何気に、シンフォギアシステムの多芸ぶりを再確認したよ。

あと演出もバッチリ決まってた。
やっぱり上手い人多いよね、シンフォギアのスタッフ。

切り札を砕かれ、呪詛の言葉と共に墜ちてゆくキャロル。
響は彼女を救うべく、必死に手を伸ばす。

ココは本当に良い演出だった。
魔剣ダインスレイフを組み込んだイグナイトモジュールは、確かに呪われた力。
しかし、同時にエルフナインの思いが込められた祈りでもあり、父イザークの願いでもあった。
イグナイトエクスドライブにオーバーラップする様にエルフナイン、イザークの姿が現れた時には何故か圧倒された。
そして、心底納得した。
こういう理屈の要らない説得力に、映像の力をつくづく思い知るよ。

滅びの太陽が東京の街を灼いた。

生まれ変わる魂

最終決戦から約三日後、キャロルは行方を眩ませていた。
そして、エルフナインの命も尽きようとしていた……

Bパート丸々エピローグ。
どんだけツバサさんを玩具にしたいんだ、アンタら?
気持ちは解るけどさ。

響は、消えゆく宿命でありながら、気丈に振る舞うエルフナインの姿に無力感を募らせる。
かつて響は、拳で解決出来るのは簡単な事なのかもしれないと漏らした。
事実、そうであるかもしれない。
が、未来はそれでも響の拳を肯定する。
世界一優しい拳、だと。

未来さん、終盤じゃ出番無かったけどエピローグでバッチリ正妻力(ちからと読みます。バイストン・ウェル的な?)
を見せつけましたぜ。

一方、エルフナインの下に何もかも失ったキャロルが訪れる。
大切な父の言葉すらも忘れてしまったもう一人の自分を目の当たりにしたエルフナインは……

キャロルとエルフナイン。
元は一人の少女だった彼女達が再び一つになるのは、必然だったのかもしれない。

あの一連のシーンは色んな意味で好きだよ。
サイレンが鳴ってからの実相寺チックなカメラワーク。
その中で未来だけが陸上スタイルなので笑う。
もう染み付いてんのね。
で、そこから虹色のフリューゲルに行くまでの間がいちいち素晴らしい。
普段は、息をも吐かせぬ展開で畳み掛けるシンフォギアだけども、こういう時は、情感たっぷりなのが侮れない。

そして、エンディングに乗せて各登場人物のその後へ

新たなる歩み

生家へと戻ってきた立花親子。
強くなった娘の姿を見て、奮起する父。
合言葉は……へいき、へっちゃら!

きりしらさん達は、キネクリ先輩のお家で夏休みの宿題と睨めっこ。
困ってる後輩と余裕こいてる先輩。
何だろう、この体育会系。
ちなみにこの先輩、どうやら学校の成績は悪くない様子。
まぁ長い事フィーネに育てられたし、学校生活でも友人に恵まれてるし、何よりお嬢様だしね。見た目は。
あとカッコ良い仏壇。

トニーとの約束通り、イギリスへと戻る翼。
その時、待ち構えていたマリアさんが可愛いのよ。
奏とのコンビと違って、上下が頻繁に入れ替わるトコが面白いよね、この二人。
しないフォギアでは、マリアさんのオカンぶりに期待。

一方、外ではおっさんが二人で駄弁ってまさぁ。
渋い。何とも渋い。
山路さんがまた良いのよ。
龍が如くの伊達さんみたいに一寸トボけたオッサンやったかと思えば、八紘みたいな格好良いオッサンもやるんだからね。

内容は、キャロル事件……魔法少女事変の裏で胎動する欧州の事。
キナ臭いな、オイ。
ま、考えてみればチフォージュシャトーみたいな代物をキャロル一人の力で創り上げられる訳は無いわな。
パトロンが居ると考えた方が自然か。

そして、本部……
ウェル博士の残したデータを解析するオペレーター一同。
そこに現れる新生キャロル、でいいのか?
ドジっぽい辺り、エルフナインが主人格だろうか?

物語はココで終了。
おっさんにしては、珍しくクリフハンガーで終わらせている。
コレは……期待してしまうぞッ!

壊れたモノを直す物語

場所は立花響の生家。
立花洸は、なけなしの勇気を振り絞って手を伸ばす。
しかし、響の母はその手を取る事を躊躇う。

そう言えば、親父さんが出て行った原因は家庭外だけじゃ無く家庭内にもあるって言ったっけか?
だとすれば、お母さんも思う所はあったのかもしれないね。
洸の手を取ろうとはしてたし。

母の反応に、すぐ諦めてしまう洸。
笑って誤魔化すトコは、本当親子だな。
そこで響は二人の『手を繋いだ』
それが正しいと信じて、そして握りしめて。

これで全て解決した訳じゃない。
むしろ大変なのは、これから先。
だけど、それは物語の外の出来事。
響達が自分で乗り越えて行かなきゃならんのですよ。

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