唄声
□狂乱
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何も無い世界に急に置き去りにされたら
人はどうなるだろう
皆、自分は大丈夫だとか
そんなの平気だと言うかもしれない
でもきっとそれは心の何処かで
そんな事あるわけが無い
自分は一人では無い
そう思ってるからそんな事言えるんだ
でも、もしそれが本当に起こったら人は
闇という恐怖に飲まれ
泣き叫び
出口を探し
暴れ散らし
いずれ
“出る事の出来ない”
という考えと葛藤しながら狂い死にするだろう
そして私はそんな滑稽な姿を見ながら嘲笑い一時一時を過ごすのだろう
あぁ、狂っている
この世界で私が一番狂っている
死んだ奴らの血の涙を啜り
嗤い
踊り続ける
あぁ、狂っている
何もかも、この世界も
この環境も
生きとし生ける者全てが
神ですら
創造主すらも
あぁ、狂っている
私が一番狂っている