短編

□水も滴るいい男
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『仁王の髪、あっつい』




太陽の光できらきらと輝いている銀色の髪を触りながら言った。




「夏じゃからの」



『あたしみたいに髪濡らせばいいのに』




そう言えばそんなめんどくさいことしてられなか、と返された。



『仁王の髪濡らしたらきっと綺麗だよ』


「…なんでそう思う?」



『元が綺麗な銀色だし、それに』




水も滴るいい男
(…っていうでしょ?)
(お前さんは…)




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