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□ウェブ拍手にて
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 両手でソーサーを持って恐る恐る飛び立つ。こぼさないように、そおっと。
 紅茶を持っていったら特別美味しいおやつをくれるって云ったもん。『特別』美味しいって云うの、ご飯かな、ブレッドかな、お菓子かな。美味し過ぎてそれ以外食べられなくなったらどうしよう。ご主人様に怒られちゃうよ。

 フラフラと飛んでいるとアオイに出会って聞かれる。

「何処に行く?」
「秘密だよ」
「一緒に行こうか?」
「平気だって」

 アオイは僕の背中をくすぐってくるから身を捩って避ける。笑って何処かに行った。
 零さないように角を曲がるのも成功。やったァ。
でもまだまだ、目的地は遠いのだ。

 此処からは長い直線だから少しスピードをあげるぞ。いちに、いちに。

 いきなりドアが開いて燬識が出て来た。びっくりしてカップを落としそうになる。

「何してるんだ」
「秘密」
「…カップを運んでいるだけだろう、秘密も何も無いと思うがな」
「うるさァい!どっか行っちゃえ、馬鹿燬識〜」

 舌をべぇーッとしたら燬識は耳の先を撫でて歩いて行った。

 よッし、燬識撃退ッ!
速くしなくちゃ。

 ∩∩
(・・)∩{俺様を応援
       しろよ

*崩れてたら御免ね
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