アクエリオン短編
□食事
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訊いてみたよ、つぐみ。でも問題の解決になってないんだけど。
心の中でそう呟いてため息をつく。
「なんだよ。答えてやったのにその態度はねーだろ？！」
「だって、問題の解決になってない…」
もう一度ため息をつく。
するとアポロは、
「食えるときに食えるモンを食う…なんか文句あっかよ」
と、言った。
食えるときに食えるモンを食う…ね…。まぁわからなくもないけど。
「はぁ…わかったわ。要するに食べれればなんでもいいのね。アポロは」
「ああ、そうだ」
「アポロって好き嫌いとかないの？」
「ねぇよ」
「そう…じゃあまたね」
訊くことは訊いたし、と、自分の部屋に戻ろうとした。すると、
「おい」
アポロに呼び止められた。
まだ言いたいことでもあるのかしら。
「なによ…」
「お前、この前ダイエット…だっけ？してただろ(ｱﾆﾒ第17話参照)」
「そうよ。それがなに？」
「ちゃんと食えるときに食わねーとダメだろ。食いモンがあるのに食わねーなんてありえねぇ！」
いきなりなに言ってんの？コイツ…要するに食べれるときに食べなさいって？
「な…なによいきなり」
「だから、食えるときに食え。バロンも昔俺にそう言ってた」
バロンね…アポロの話にはよくバロンがでてくる。たしかに、言ってることは正しいのだけど。