もじ

□あーゆーHAPPY? 【★】
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俺達って名前もそうだけど、色もおめでたいよな

金と銀

毛の色以外は瓜二つの俺達

兄と弟


俺、時々思うんだ

兄弟なのに、こんな関係……

ヘン…


「あっ…ん…もっ無理…」

煌々と照る蛍光灯の下で俺のなまめかしい声が上がる。
つっても冷静に考えたら、男のヨガる声なんざ気持ち悪い。

俺の今にもはちきれんばかりの陰茎を強く握り締めては楽しそうに口角を上げて笑む兄、金時。

エロいっつーの。

「銀時、お願いしてみ?」

密かにときめいているのは内緒。

「んん…あ…イかせて…っお兄ちゃ…」

小さい頃、親に言い聞かされた呼び方で、よく付いて回ってたっけ。
今やそれはただ、プレイの興奮剤。

己の中で更に肥大する熱に身を震わせ、強く奥を打ち付けられれば世界が真っ白になる。

「…はぁっ…あ…」

「ん…銀…」

情事後特有の倦怠感に苛まれながら、抱き締められた腕に擦りよる。

まるで恋人みたいな…

否、恋人なのだけども。
俺達ってば意外とラブラブだ。

それ以前に兄弟で、双子で男で兄弟で…あ、兄弟二回言ったわ。

「不毛…」

だなんて言葉が思わず口をついてしまいそう。

「いいんじゃね?」
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