華響の詩

□刹那の闇
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しあわせを感じた刹那

口を開けて待つ恐怖に気づく

引きずり込まれて

飲み込まれる

叫んで手を伸ばして

……貴方はその手をとってくれる??

その答えを聞くのが怖くて

新たな恐怖が口を開ける


居なくなることが怖いから

初めからいなければいいと

出会わなければ

出会っても

側にいるようにならなければ

それでも

何度違う出会い方をしても

きっと

私は同じ想いに身を焦がす



刹那の闇は


永久に、此処に、此の胸に

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