詩1

□踊り子の秘密
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私は踊る
手足に括り付けられた糸(ワイヤー)に操られ
今日も踊る


糸(ワイヤー)は私の手足に食い込んで


私から血を奪う


手を奪う


足を奪う


踊っていくうちに
私の記憶は薄れてく


私の家族はどんな人?


…分からない


私の友は?


…分からない


私は


…誰?


私を踊らせている人は誰?


思い出せない


私はなぜ…踊っているの?


…あぁそうだった。
操られているからだった


子の忌まわしき糸(ワイヤー)に


さぁ今日も

私は踊る


〜踊り子の秘密〜
(やっと自由になれた!!私の手足が千切れて)
(ワイヤーから開放されたから!!)

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