―遊撃―
独りになった看守
思うことはただ一つ
「この施設からの逃亡」
だが俺は看守だ
見張りが逃げちゃ、困るだろ?
だから閉じ込めたんだ
俺自身を
そして俺は闇を作った
たった一つの小さな闇を
そこでは世界は変わらずに
毎日同じ時が過ぎる
あぁ喋りすぎた
これ以上のことが知りたいなら
この先へ進むといい
だが
気分を害しても文句は一切受け付けない
そう
ここも自己責任
もう聞き飽きたか?
…上出来だ…
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