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□さよなら、過去のわたし
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人は、日々、変わり続ける
それが進化なのか
退化なのか
私は知らないし、確かめることもしないけど
確かに今の私は、昨日までの私とは違う
悩むのを止めて、前に進むことを
昨日思い描いた、あるはずの今日とは違う今日を
自分自身で選んだ
昨日よりずっと以前、あなたを大好きになった私
昨日まで、私を悩ませ続けたあなた
あなたは変わらないから
私と付き合っていても
私と別れても
きっと変わりはしない
あなたにとって、私が些細な存在だって事は、十分思い知ったから
それに悩み続けるのも、嫌になってしまったから
昨日の私には言えなかった別れの言葉
今日の私はあなたに告げた
さよなら、過去の私
さよなら、あなたを好きだった私
私はもう、昨日までとは
違う景色を見て
違う思いを描いて
違う意志を抱く
新たな私に変わったの
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