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□風邪/レイユリでレイブンの風邪引きネタ
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「さぁむいよぉ おっさん死んじゃゔぅ゛…」
こたつにとっぷりと浸かりながらレイブンは呻き声を出す
「なんだよ おっさんどうしたァ?」
いくら寒がりでもそれはないだろ?そんな言葉を投げ掛けても呻くだけ
心配したユーリは布団を軽く捲る
「――っ!顔真っ赤じゃねーかよ!!少しこたつからでろ」
「ふぁ?な、なぁんで?寒いからやぁよ、……せい、ねん?」
意識が朦朧とするなかで眉間に皺を寄せるユーリが見えた、気がした
見間違いかもしれない
「いいから コレくわえてろ」
そう言われ口に放り込まれたのは体温計で…
ぴぴ ぴぴ
「おっさん鳴ったぞ」
「ん、ふぁ……」
口から半ば無理やりに体温計が抜かれる
(おっさんエロ!…さすがに病気ん時はヤらねぇ……自信ねぇorz←)
「!おっさん全身こたつからでろっ んで、薬飲んでちゃんと布団にはいれ!」
なんでぇ?なんて聞いてくる熱が有るからだろって応えればあぁ、そゆことって他人事の様にいう
「――っ」
つい怒鳴り付けそうになる
「なぁに?青年怖い顔してどったの?」
心配そうに下から覗き込んでくる正直 熱のせいで上気する頬や潤んだ瞳が、俺の息子を元気にさせるのは容易いことで、かなりヤバイ…
「おっさん、もう少し自分をいたわれ…解ったか?」
「なぁんだ、そゆこと わーったわよ」
ぜってー解ってねぇな、治ったら覚悟しとけよ?なんて考えながら歩いていればベッドにつく
「さむっさむぅ!」
「おうおう元気だなぁおっさん」
いそいそと布団に潜る仕草が可愛いなんて思っていれば
「せいねん…寒い」
俺に…どうしろと?
「一緒にぃ、寝てくれる?」
「一緒って、無理やり襲うかもしんねぇぞ?」
「大丈夫、せいねん病人襲うなんてことしないから」
おっさんがへにゃっと力無く笑えばユーリの理性に限界が近づく
「レイブン…わりぃ今日はわかんねぇ」
「いいのよ青年、一緒に寝て?」
「あ、あぁ…うん」
(なんだ?こいつは俺を誘ってんのか?)
1人葛藤するユーリを横目におっさんは可愛い寝息をたてながらでも、ちょっと苦しそうに寝ている
くっそぉ
明日寝不足決定じゃねーかよ
マジで覚悟しとけよ