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□51話目
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翌朝、昨日までと変わらない様子の由衣を見て誰もが内心ホッと息をついた。
しかし、一人だけ例外の人物もいる
『…おはようございます…沢田さん…』
「お、おはよう…」
「「「……」」」
妙にぎこちない二人に首を傾げる一同。
その時、少し遅れてリボーンが入ってきた
『あ、リボーンさんおはようございます』
「ちゃおっス、由衣」
チュッ
『っ!?///』
額に軽くキスをされ、顔を赤くして後ずさる。
一同は唖然と、リボーンは愉しそうにそれを見た
『な、何…を…』
「イタリア風の挨拶だぞ」
『挨拶って…///』
物言いたげに口を開くが、結局何も言えずランボの後ろに隠れた
「っ…リボーンっ!!何してるんだよ!!」
「何なの?そんなに朝から咬み殺されたいんだ?」
「許せませんね…由衣、僕もキスを「てめーは黙ってろ変態」
ギャーギャーと騒ぐ男達に一瞥をくれてやり、再びランボの腕にしがみつく由衣に視線を移す。
由衣は一瞬目を見開いて、サッと逸らした
「由衣、お前が元の世界に帰るまでに、俺に惚れさせてやる」
『っ…』
「覚悟しとけよ」
妖艶に笑むと、くるりと方向転換をして部屋を出た