□41話目
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「………じゃあ、3日後迎えにくるから…」

『はい。皆さんによろしくお伝えください』

「…由衣ちゃんの事頼むね。くれぐれもケガとかないように」

「うん。じゃあねツナ」


ロビーで綱吉達を見送る。
完全に姿が見えなくなったので、ユニの部屋に引き返した。


「由衣、ユニ様、菓子を持ってきたぜ」

『ありがとうございます』

「ありがとうγ」


ソファに座ってキャッキャと話しをしていると、γがクッキーとチョコを持ってきた。
しばらく平和な時間を楽しんでいると、突然部屋の中にあったモニターに白蘭が映った。

[やほー、ユニ。元気?]

「……白蘭…」

[あっ!!由衣チャン、こっちに残る事になったみたいだね♪嬉しいよ]

『私もです。白蘭さん』

[ふふ、可愛いーvVでさ、早くこっち戻って来てよ。由衣チャンの部屋、さっきのところでいいでしょ?]
 
「「「は?」」」
『……(また面倒な事を…)』


白蘭の言葉に室内にいた由衣以外の者達が声を上げた。

「ちょっと待ちな。由衣はユニ様と話したくて残ったんだぜ?なんでそっちにやらなきゃならねぇんだ」

「γ兄貴の言う通りだ!!由衣はブラックに泊まるんだよな!!」


な!!と野猿が由衣を見る。
由衣はそれに曖昧に返事をしながら
(こちらの人間はつくづく厄介者の世話をするのが好きなんだな)
と考えていた。
その間も話しは続き、由衣がふと見ると、いつの間にかモニターの白蘭の笑顔が少し変化している事に気付いた。


[君達…あんまり僕の事怒らせないでよ…]

「……白蘭…貴方こそいい加減にして…」

『ちょ、二人共!!』

モニター越しに白蘭とユニが睨み合うのを見た由衣は慌てて間に割って入った。
 
『新しく部屋を用意していただくのは申し訳ないですから、さっきの部屋に泊まります』

「……由衣…」

『でもちゃんとこちらにも来ますから!!だから仲直りしてください!!』

ね?と言って白蘭とユニを交互に見ると、白蘭は満足そうに、ユニは仕方ない、と言った感じで頷いた。


 
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