lavi side.



さんさんと照りつける太陽の暑い日差しの中、太陽と同じ色の髪をした青年は、唸っていた。



(せっかくのの夏休み、しかも誕生日って日に講義とか…ありえねぇさ、つか楽しみ返せ!)


やっと長かった(彼にはそう思えた)講義も終わり、市バスに乗って帰宅中である。


(あー…アレンに早く逢いたい…)



朝早く家を出た彼は、同居している愛しい恋人と話さずに出て来たのである
そわそわする気持ちでバスを降り、家までの道のり中メール画面を開く。


新規画面でたった一言を打ち込む。


『もうちょいで着くから。』


他にも打つべきか悩んだが、帰ってから伝えようと思い、送信ボタンを押し、あと残り少しの道のりを少し浮かれた気持ちで歩いていった。






(…あー…びっくりしたさ…)


なんせ玄関の戸を開けたら、可愛い恋人からの愛らしい笑顔と愛の言葉が降って来たのだ。
普段は愛なんて囁かない、俗に言うツンデレな彼は今日は甘えるという選択肢をえらんだらしかった。


短い廊下を進んでいき、ダイニングに入ると、ラビの好きな焼き肉が用意してあった。



「うまそーさ!アレンサンキュー!」


そう言うとアレンは…


「バースデーケーキもあります!クリーム少なめの。」


と答えてくれた。
自分の好みのモノを作って(買って)くれる彼に愛しさと嬉しさが込み上げてくる。



(今年は最っ高の誕生日さ!)




誓いの言葉





(アレン!幸せにするから結婚して!)(はぁ!?何言ってるんですか!///)(神様にかけて幸せにすると誓うさぁ!)(ちょ…///)







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