Novel

□眠りにつく時
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空は夜に染まる。








ああ、眠い。…寝ると明日がくる。

学校なんて嫌いだ。



私はいつも一人。

一応友達はいる。けどわたしの心にはぽっかりと穴が空いてしまっている。



どこにいてもひとり。苦しい。


今のわたしの心に効く薬なんてない。ゆっくりと時間が過ぎるのを待つだけ。



苦しい。苦しい。



でも大丈夫。わたしがわたしってわかるなら、この穴はいつか直せる。きっとすぐに。




時間が過ぎるのを待とう。ゆっくりと。






大丈夫。時間はちゃんと過ぎるから。

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