N o r m a l 2

□幸せの詞 for.Christmas
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今迄こんな物貰った事無かったから、びっくりしてサスケを見る。


「凄い…高そうだってばょ。」

「まぁな。お陰で金欠だぜ、俺。そのネックレスのプレート、俺の名前付き。」


サスケの言葉にまたネックレスに目を戻してプレートを見ると、「Sasuke」って筆記体で書かれてた。
凄く嬉しくてネックレスを胸に当てる。


「ありがとう。一生大切に付けてるってばょ。///」

「あぁ。俺もお前の名前が入ってるペアのそれ付けてるから。」


俺にサスケが付けてる全く同じネックレスのプレートを見せる。
お揃いのモノは一杯持ってるけど、気恥ずかしくなる。
俺は貰ったばかりのネックレスを早速付けて、真後ろの引き出しからサスケへのクリスマスプレゼントを取り出した。
何か、サスケに貰ったプレゼントに比べて俺の箱は小さいし500両位の安物だから少し渡し難い。
気に入ってくれるかなって思いながら小さな赤い箱をサスケに差し出した。


「此…全然安物だけど……良い?」


ドキドキしながらサスケに渡った箱から目を反らす。
サスケはリボンと包装紙を除けて箱を開いた。
俺からのプレゼントを見つめた儘何も言わないサスケに不安になる。


「あの、サスケにどんなのをあげたら良いか分かんなくてっ…それで何時もピアス付けてるからそれにしたんだけど……気に入らないってば?」

「アホかお前…。」

「ご、ごめんなさ…っひゃあ!?///」


俯いて謝ろうとした俺にサスケが後ろに回って躯を抱き締める。
強く抱き締められて訳が分からない俺にサスケが擦り付いた。


「お前マジ天才だろ!凄ぇ嬉しいぜ俺は!マジで愛してるぜナルト!!」

「な、えっ?///」

「此俺がずっと欲しかったピアス。財布と相談して買えなかったんだ。俺等もう以心伝心じゃね?笑」

「本当に?出任せじゃなくて?///」

「んな訳ねーょ。ナルト、此方向け。」


サスケの腕がほどけて反転すると、今度は正面から抱き締めて口付けられた。
何時もより深いキスに、そろそろとサスケを抱き締め返してキスに応える。
俺の唇を一つ啄んで唇が放れるとサスケはコツンと軽く額を合わせた。





 
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