U n d e r
□休憩
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休息
「はぁ…、久々の休みだってばょ。」
上忍になって休みも殆どなく、忙しい毎日。
特に時期火影に推薦されてからは滅多に休みを捕ることが出来なかった。
そんな中、ナルトは3日間の休みを貰ったのだった。
というより、普段忙しい上忍は3ヶ月に一度連休を貰えるのだ。
つまり、普段会う事の無い同期の仲間達と休みが被る。
この機会を利用して、ナルト達上忍は一緒に木の葉温泉へ旅行に来ていた。
「ナルト、久しぶり。元気にしてた?」
「うん、サクラはどうだってばょ?」
「見ての通りよ。」
「ナルト〜♪あんた暫く見ないうちにまた可愛いくなって。」
「イノこそ昔よりは綺麗になったんじゃない?」
「ちょっと、それどういう意味よ〜?」
「よ、ナルト久しぶり!!サスケとはどうなんだよ?」
「キバこそヒナタとどうなってんの?」
「ん?俺とヒナタは…」
「ちょっと!キバ君!!///ι」
普段会う事のない仲間達と久しぶりに交す会話はとても新鮮に感じた。
そして何より……
「ナルト、久しぶり。」
「サスケ!!」
自分の恋人、サスケと会えた事が何より嬉しかった。
サスケは時期火影候補のナルトには少し劣るが上忍の間でかなり優秀な忍だった。
その為、ナルトと同じ位任務で忙しかった。
つまり恋人だから、と言って会える訳なくて…
たまにアカデミーの廊下ですれちがうだけ。
まともに会ったのは3ヶ月ぶりなのだ。
「ナルト、お前俺が居ないからって浮気してないだろうな?」
サスケはナルトの顔を覗き込んだ。
「バーカ、んな訳ねぇってばょ!サスケこそどうなんだってばょ?」
「…した。」
「はぁ!?てめぇサスケ!俺というれっきとした恋人がいながら一体何処の誰に浮気したんだってばょ!?」
頬を膨らませて唇を上げる。
そして上目使いでナルトはサスケを睨みつけた。
「寂しすぎて下忍の時のナルトの写真にキスした。笑」
そんなナルトにサスケは意地悪く笑みを浮かべた。
「あほ。変態、エロサスケ。ショタコン。///」
本当にどうしようもない位に好き。
好きすぎておかしくなっちゃいそうだってばょ。
分かってる、サスケ?
「俺はショタコンだって知らなかったのかナルト?危ないぜ、早く逃げないと小さくて可愛いナルト君は俺に襲われるぞ?」
そう言ってナルトを抱き締める。サスケはナルトに顔を近付け…
「こーら、其所のラブラブなお二人さん、人前で見せ付けるんじゃな〜いの。」
唇が重なる寸前でカカシに止められた。