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□幸せの詞 for.Christmas
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此は俺とサスケが結婚する前の12月24日の事…






幸せの詞 for.Christmas
[クリスマス☆小説]






交際4年目の二十歳のクリスマスイブの夜、俺は今年も家族に嘘を吐いて俺と一緒に居てくれるサスケと二人きりで俺の住んでるアパートの部屋に居た。
俺が腕に腕を振るって作ったご馳走と、サスケの為に甘くないビターチョコで作ったガトーショコラにシャンパンをテーブルに並べて向き合って座る。


「美味そー、やっぱナルト料理上手いな。本当良い嫁になれるぜ、俺の。笑」

「えへへ、ありがと。サスケの為に頑張ったってばょ。///」


照れて笑う俺に微笑んで、サスケはシャンパンの蓋を取るとグラスに注ぎ始めた。
俺は今年もサスケとイブを迎えられて凄く幸せ。
二十歳って言う大人だから、大人なクリスマスになるかなぁ…何て思ったりして顔が熱くなる。
サスケに注いで貰ったグラスで乾杯すると、俺はシャンパンを一口飲んだ。


「サスケ、また父ちゃんと母ちゃんに嘘吐いて来たんだょね?大丈夫だった?」

「全然大丈夫。『今年もダチと楽しいクリスマスパーティー』っつったら許可してくれた。」

「えー、何それー?笑」


一番にトマトサラダのトマトを食べながら言ったサスケの言葉に笑う。
こう言う子供染みた発言をするサスケが顔に似合わず可愛くて好き。
ピザに手を伸ばした俺にサスケも手を伸ばす。


「本当は『ナルトと最高のアダルトイブにして来ます』って言いたいけど。笑」

「ふーん…ってΣはぁ!?///ι」

「今年も飯食った後は楽しみにしてるぜ…?」

「サスケのえっち!!///」

「ははっ!笑」


ボン、と真っ赤になった俺の事を無邪気な子供みたいにサスケが笑った。






他愛の無い話をしながら夕食を済ませて、メインのケーキを切り分ける俺にサスケは俺ん家に泊まる為に持参して来たキャリーバッグを漁り始める。
頭に疑問符を浮かべて俺はサスケの前にケーキを置いた。


「どうしたの?」

「ん、お前のサンタからのクリスマスプレゼントだ。」


そう言って差し出された細長い四角の箱を受け取る。
丁寧に包まれた包装紙を取って出て来た白い箱を開けると凄く綺麗で高そうなシルバーのネックレスが入っていた。





 
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