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□スキv好きv大好きv
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スキv好きv大好きv




其は突然の出来事。






何時も通り朝を迎えた俺は窓を開けて背伸びをする。


ふぁ〜…良い天気だぜ。
「スキ〜…ダイスキ。」






ん?






今何て…?
「スキ…?」






………。






「ス、スキ・スキ・ダイスキ〜〜〜!?ι」
どうなってるんだ〜〜〜!?ι






俺は何故か『スキ』と『ダイスキ』しか言えなくなっていた。














「スキ・スキ・ダイスキ…。」
とりあえず任務には行かねぇとな…。


「スキ…、スキ・ダイスキ?」
まぁ…、喋らなければ大丈夫か?


暫く独り言を言いながら朝食を食べ終えた俺は直ぐに家を出る事にした。















「スキ…、ダイスキ…。」良かった…、誰も居ねぇ…。


何時もの集合場所に到着すると、何時もの様に俺が一番に到着していた。
頭上で小鳥の囀りが聞こえる。
木の間から綺麗な青空が覗いていて、何時もと全く変わらない木の葉の里の平和な風景。


「ダイスキ。」
俺以外は何時も通りか…。


何時も通りなら、もうそろそろサクラが来るな…。
彼奴の前では絶対喋らねぇようにしねぇと…。


そんな事を考えて約15分経った頃、誰かが近付く気配がした。
一瞬サクラかと思ったが何か違う…。
誰だ?


「おはょ、サスケ。」


頭を上げると其所には金髪で明るい笑顔のナルトが居た。
ナルトの笑顔に、俺もつられて笑顔になる。


あぁ、おはょナルト…。
「ス、スキ…。」










………。










…―――!!










何て事を言ったんだ俺は――!!ι










「…サスケ?ι」


突然の出来事に驚いているのか、ナルトは瞳を大きく開いている。


やべぇ…。
まさかナルトに…よりによって好きな子に言うなんて…。ι


ち、違うんだナルト!此には訳が――…
「ス、スキ!ダイスキ――…」

「サスケ!?///ι」


顔を真っ赤にさせてナルトが俺を見ている。
可愛い…じゃねぇ!
やっべ〜!!ι
『スキ』と『ダイスキ』しか言えねぇのに言い訳してどうすんだバカ〜〜〜!!!ι


自己嫌悪。





 
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