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□キライ☆嫌い☆大嫌い☆
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キライ☆嫌い☆大嫌い☆




サスケと付き合いだしてちょうど5年。
何だかんだ言って結局ラブラブ同棲生活真っ最中だってばょv
この儘平和な日々が続くと良いなぁ……なんて。















朝、俺は久々にサスケより早く起きた。
窓から射し込む太陽の光が眩しい。


よぅし!久々に朝ご飯作るってばょ!!


俺はサスケを起こさないようにベッドから降りた。






朝食を作っていると髪の毛ボサボサの寝惚けたサスケが起きて来た。


「…おはょ、ナルト。」


目をゴシゴシ擦りながら眠たそうな声で呟くサスケがなんとなく可愛く見えて俺は笑みが溢れる。


おはょ、サスケ。
「キライ、ダイキライ。」









………。










…―――は?










気を取り直してもう一度。


おはょ、サスケ!
「キライ、ダイキライ!」

「は?お前朝から何言ってんだょ!?ι」


さっきの眠気は何所へ行ったのか、かなり不機嫌そうな顔。


ち、違うんだってばょ!
「キ、キライ・ダイキライ!」

「んだょ…。お前訳分かんねー。#」


そう言うとサスケは家を出てしまった。


「キ、キライ・キライ・ダイキライ〜〜〜!!ι」
そ、そんなぁ〜〜〜!!ι


何故か俺は『キライ』と『ダイキライ』しか言えなくなっていた。















朝食を取って集合場所に行くと、かなり不機嫌そうなサスケとサクラちゃんが居た。
俺に気付いたサクラちゃんは不思議そうな顔をしている。


そりゃそうだってばょ。
だって何時もならサスケと一緒に来て話してるもん。


其を考えると涙が出てきそうになった。


本当に何でこんな事になっちゃったんだろ?


俯いていると、サクラちゃんが心配そうに俺に話掛けて来た。


「おはょ、ナルト。どうしたの?元気無いみたいだけど…。サスケ君と喧嘩したの?」

俺は何も言わず頷いた。
サクラちゃんにまで『キライ』って言ってしまいそうだったから。
サクラちゃんは「何があったの?」とか色々訊いてきたけど俺は黙った儘だった。
暫くすると突然サスケがポツリと呟いた。


「コイツ、今朝いきなり『キライ』なんて吐かしやがった…。」


かなり低い声だったからサスケの不機嫌さが大体分かった。





 
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