N o r m a l
□今宵
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今宵
[8000hit☆小説]
夕暮れ時、俺は自宅のベッドの上に寝転がって居た。
別に何をする訳でも無く、唯ぼーっとサスケの事を考える。
自分にだけ見せる優しい顔とか、『ナルト』と呼んでくれる大人びた声を思い出すだけで鼓動が高まる。
「サスケ……、俺どうしようってばょ。」
自分の中に居るサスケは凄く恋しくて、大好き。
だけど……
『お前の事、抱いても良いか……?』
「ひゃぁっ!!///ι」
突然昼間のサスケの台詞が頭の中を蘇った。
サスケと付き合い始めて半年。
俺はサスケを未だ受け入れていない。
何と無く自分に自信が無くて、サスケをガッカリさせたく無いし、えっちって良く分からないし、それに恐い。
実は今日の昼間、サスケに迫られた。
サスケの唇が首筋に触れた時、何時ものサスケと違う気がして恐くて涙が出た。
サスケは自分よりも大人の男だし、欲しい気持ちも高いだろうけど……
「やだってばょ、サスケ……。」
野性味たサスケが恐くて仕方が無かった。
何時もの様に、優しく抱き締めてキスしてくれるサスケとは違い過ぎてて。
もうあんな恐い思いをしたく無いと言う気持ちが胸の中を渦巻いて躯が震えた。