N o r m a l

□光。
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光。
[37000hit☆小説]




足りなかった。



今迄必死で修業して来た2年間は、サスケには歯も立たなくて
凡小でちっぽけな俺の弱さを唯……感じた。






「サスケに追い付かなきゃ…。」






アイツを此処に連れ戻すには



もっと


もっと…















「お前のチャクラの性質は風だ。」

「風…。」

「あらゆるものを斬り裂き断ち切る、戦闘力抜群のチャクラだ。」






強くなりたい。
お前を救いたい。



昔独りぼっちだった俺を連れ出してくれたから。

今度は俺がお前に光を浴びせる番だから。



何時かヤマト隊長が言った。


「サスケはナルトにとってどんな存在なんだ?」


俺にとってのサスケの存在…



同じ第7班の仲間?
親友だから連れ戻したい?
それは俺にも分からないけれど
とても大きな存在なんだってば。

だから俺は絶対にサスケを連れ戻すんだってばょ。


その時にはきっと答えが出てる筈だから。





俺の目の先には何時もサスケが居る。
それはあの頃から変わらなくて
ずっと追い付きたくて


「もう直ぐだってばょ。」


あと少し

もう少し






「…やっと追い付ける。」


お前を光に連れ戻す術(すべ)が完成する迄―――…



―end――…





 
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