N o r m a l

□キライ☆嫌い☆大嫌い☆
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暫くしてカカシ先生が来た。
事情を話すとカカシ先生は「そうか」と言って俺の頭を撫でてくれた。


「とりあえず任務するけど、ナルトが『言語精神障害』になっちゃったから簡単なCランク任務ね。」


Cランク任務と聞いて、少し残念だったけどDランク任務よりマシだと思い俺は頷いた。















Cランクの簡単な任務だった為、今日は何時もより早く家に帰った。


「にしても、朝はマジで驚いたぞ。いきなり『キライ』なんて言うからな。」

「キライ。」
ごめん。


俺は手に持っていた巻物を床に置いた。
目の前でソファーに足を組んで座って居るサスケに視線を向ける。

眼鏡を掛けて小説を読みながらコーヒーを飲んでいる処がかなり大人っぽく見えて、俺はサスケに暫く見とれていた。


「…で、思ったんだけど、やっぱり精神的苦痛を味わった俺の為にナルトには働いて貰わないとな!笑」


ニヤリと不適な笑みを浮かべたサスケは小説をテーブルに置き、コーヒーを一気に飲み干した。

ぼーっとしていた俺は危険を察知するのが遅れあっという間にサスケに組み敷かれてしまったらしい。


「キライ?」
サスケ?

「ナルト、今日は好きにさせて貰うぜ。笑」

「キライ・キライ・ダイキライ――!!ι」
ダメダメダメダメダメ――!!ι


逃げ場を失った俺はサスケを退けようと抵抗するがビクともし無い。


「ほら、観念しろょナルト。可愛い抵抗なんかしても俺を煽るだけだぜ?」


確かに今まで組み敷かれて、無事だった事等一度足りとも全く無い。
サスケに組み敷かれたら最後なのだ。


「そうだ、イイコだな。」


にっこりと微笑みを浮かべたサスケは俺の唇を塞いだ。
俺に舌を侵食させながら空いた手で俺の服に手を掛けてきたサスケ。
微かにソファーが軋む。
俺は此以上させまいと、俺に触れるサスケの手を抑えた。


「…何やってんだょ、観念したんじゃ無かったのかょ?」

「キライ・ダイキライ!!」
する訳あるかエロサスケ!!

「諦めろ、往生際悪いぞナルト。」

「それはお前だろ変態!」





「「………。」」






「治ったのか?」


サスケはかなり驚いた様子で俺を見ている。
どうやら治ったらしい。






 
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