N o r m a l

□月明かり
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紐をほどき、お面を外すと俺の知っているナルトの顔。


「へへ…。バレたってばょ。でも狼になら良いかな?なんて……。笑」

「どういう意味だょ、ソレ。」

「どういう意味って意味なんか無いってばょ?」


きょとんとして俺を見つめるナルトが余りにも可愛くて。
俺はナルトに右手で目隠しをした後お面を横にずらして耳元で囁いた。


「ナルトは俺が好き?」

「狼?」


ナルトは俺の右手を退けようとするがちょっと力を加える事でビクともしない。
今度は少し意地悪気に呟いてみようか。


「空クンは、狼クンとキスしたいですか?」

「Σキス?!///ι ダメだってばょ!俺はサスケにしか絶対しないって決めてるんだから!!」


可愛い事言いやがって…v


サスケはニコリと微笑みを浮かべてナルトの口元にそっと唇を置いた。


「じゃあ空クンは狼クンとだったらキスしても良いんだ?そんな可愛い事言って…。サスケは幸せだね。」

「だから俺はサスケじゃないと嫌なんだってば!!狼とじゃヤだ!!」


………。
天然パワーめ。ι
普通気付くだろ?ι


はぁ、と軽く溜息を吐いて俺はナルトから右手を退けた。


「え?サスケ…?ι」


目を開いて上目遣いで見つめてくるナルト。
俺はナルトに目線を合わせる様に顔を覗き込んでやる。


「で、空クンは狼クンじゃキスしたく無いって?」

「……ズルイってばょサスケ。」


少しムッとした表情をしたナルトは背伸びをして俺の首に手を回した。






ちゅっ…






「Σ!?…ナルト?!///ι」

「へへっ…。久しぶりだってばょ、サスケとキスしたの///。笑」


そんな事を言いながら無邪気に笑うナルト。
ドキドキと胸が高鳴る。


「ナルト可愛い。帰ったら絶対抱いてやるぜ///」

「またエロい事考えてるってば、変態者め。」

「まぁなv笑」


深夜、まあるく和かい満月の月明かりの下で

俺はナルトにそっとキスを落とした。




―end――…





 
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