GEARMAKER部屋
□忘れな草の詩2
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「・・・・・・・・。」
目を開けて、最初に飛び込んできたのはどこかで見たことがあるような天井だった
ふかふかで暖かいベッドは気持ちよかった
・・・もう少し寝ていたい・・・
でも起きなければ遅刻してしまう
・・起きないとまた怒られる
・・・・・誰に・・・・?
でも誰かに怒られてしまう
赤い髪の・・・・炎のように赤い髪の・・・・・・
ア・・・・・?
「・・・・っ・・・・!」
違う
少年はバッと起き上がり、慌てて周囲を見回した
所々本や紙が乱雑に置かれた部屋
・・・どこ・・・?
あ、僕の部屋だ・・・
みんなは・・・?
・・・・・みんな・・・?