GEARMAKER部屋
□★想歌
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今まで言えなかった
気付いてない?気付いてない振り?
・・・・・ねぇ、気付いてるよね?
私ね、ずっと前から・・・・・
「・・・・・・・頭がざらつくよ。」
無表情の少女が無感情の声で呟いた
少女の視線の先には一人の少年がいた
深いフードをかぶり、顔の見えない少年
少女は少年を見続ける、少年も同じく少女を見続ける
「・・・貴方は危険。ヴァレンタインの障害になる。」
少女は赤い髪を揺らし、一歩前に出た
大きな障害はすぐに排除
それが一番効率的
お母さんのお使いに非効率な事は許されない